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ドミノ・ピザ、2Q業績が市場予想を上回る見通し - 2Q米国SSS5%増、国際事業も回復

By Harrison Wall

7/11, 10:41 EDT
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###重要人物
株式格付け: 買い
修正目標株価: 580.00ドル
株価 (2024年7月9日): 477.83ドル

###要約ポイント

  • ドミノ・ピザは2Q24の業績予想を上回ると見られ、ドイツ銀行がEPSの予想を3.53ドルから3.78ドルに引き上げた。

  • DPZの戦略的プロモーションとUber Eatsとのパートナーシップにより、米国の売上が好調。2Q米国SSS成長率は5%と予想される。

  • 国際売上は2H24に再加速すると予想され、2024年の世界的な店舗純増は5.4%と見込まれる。

###2Q24決算に向けて前向きな見方

ドミノ・ピザ(DPZ)は2024年7月18日に2Q24決算を発表する予定だが、ドイツ銀行の最新リサーチレポートによると、同社の見通しは前向きだ。同レポートによると、DPZは今四半期の業績予想を上回る数少ない外食企業の1つとなる見込みで、持続的な勢いと強力な価値提案が背景にある。最近の期待感の後退にもかかわらず、同社の好調な客数と市場シェアの伸びが際立つと予想される。また、米国市場の好調な推移、2H24の国際SSS再加速、店舗数の加速的な増加も見込まれている。

###目標株価と株式格付けの改訂

ドイツ銀行はDPZの業績好調と今後の成長可能性を反映し、目標株価と株式格付けを改訂した。2Q24のEPS予想を3.53ドルから3.78ドルに引き上げ、コンセンサスの3.61ドルを大幅に上回る。2024年通期のEPS予想も15.92ドルから16.16ドルに上方修正し、コンセンサスの15.91ドルを上回る。上方修正の要因は、DPCダッシュへの投資からの収益、サプライチェーンの効率化、一般管理費の改善などだ。同レポートはDPZの勢いの持続と成長目標の達成に前向きな見方を示している。

###好調な米国売上と戦略的プロモーション

DPZの前向きな見通しの背景には、堅調な米国SSS(同店売上高)と戦略的なプロモーション活動がある。ドイツ銀行は2Q米国SSS成長率を5%と予想しており、売り側の予想と一致するが、買い側の見積もりではさらに高い可能性がある。同社の「$3 You Tip, We Tip」プロモーションや「$6.99 Large Carryout Pizza」などの各種プロモーションが、勢いの維持に貢献している。さらに、最低購入金額でミディアムサイズのピザ2枚が無料になるUber Eatsとのプロモーションも、売上を後押ししている。「DPZは四半期を通して勢いを維持していると考えられ、ブランドが複数の値ごろ感のあるプロモーションを実施し、Uber Eatsからの貢献も高かった」とレポートは述べている。

###国際売上と店舗数の成長

国際的には、中東での逆風により上半期のSSSが軟調に推移すると見られるが、下半期には再加速すると予想される。ドイツ銀行は2Q国際SSS成長率を1%と予想し、1Qの0.9%から3Q3%、4Q4%と改善していくと見込んでいる。また、レポートはDPZの店舗数成長にも注目しており、2Qの純増店舗数を226店(3.8%成長)、2024年の世界的な純増店舗数を1,107店(5.4%成長)と予測している。国際店舗数の成長にはマクロ経済的な課題もあるものの、同社の成長目標達成に向けて順調に進んでいるとしている。

###バリュエーションの要約と見通し

ドイツ銀行のDPZに対するバリュエーションは、同社の好業績と成長可能性を反映したものとなっている。レポートでは2Q営業利益率を18.2%と予想しており、コンセンサスの18.4%を若干下回るが、これは一般管理費の上昇によるものだ。2024年の営業利益率は18.6%と予想され、コンセンサスと一致する。インフレ環境の改善により、営業利益率にはさらなる上振れ余地があるとしている。国際店舗数の成長にはリスクがあるものの、全体としてDPZの見通しは前向きで、米国市場の勢いの持続と下半期の国際売上の再加速が期待されている。

「2Qと下期に向けてDPZに前向きな見方を維持しており、米国の勢いの持続、下期の国際SSS再加速、店舗数成長の加速を期待している」とドイツ銀行アナリストは述べている。