Equities

デルタ航空、2Q決算は予想下回る も通期業績予想は維持

By Barry Stearns

7/11, 08:18 EDT
American Airlines Group, Inc.
Alaska Air Group, Inc.
Delta Air Lines, Inc.
Southwest Airlines Company
United Airlines Holdings, Inc.
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主なポイント

  • デルタ航空(DAL)は第2四半期の業績予想を下回り、純利益は13.1億ドル、調整後1株当たり利益(EPS)は2.36ドルとなった。
  • 同社の第3四半期の売上高見通しが2%~4%の増加にとどまったことから、株価は始値前取引で下落し、他の主要航空会社にも影響を及ぼした。
  • 課題はあるものの、デルタ航空は通期EPSガイダンスを6~7ドル、フリーキャッシュフローを30億~40億ドルと維持した。

業績予想未達

デルタ航空(DAL)の株価は、第2四半期決算が市場予想を下回ったことを受け、木曜日の始値前取引で4カ月ぶりの安値水準に近づいた。同社は純利益13.1億ドル(1株当たり2.01ドル)を計上したが、前年同期の18.3億ドル(1株当たり2.84ドル)から減少した。調整後1株当たり利益(EPS)は2.36ドルと、FactSetのコンセンサス予想2.37ドルをわずかに下回った。売上高は前年同期比6.9%増の166.6億ドル、調整後売上高は5.4%増の154.1億ドルとなったが、アナリスト予想の154.5億ドルをわずかに下回った。

旅客収入は4.8%増の138.4億ドルとなったが、予想の139.4億ドルを下回った。一方、貨物収入は15.7%増の1.99億ドルと、予想の1.667億ドルを上回った。その他収入は18.9%増の26.2億ドルと、FactSetのコンセンサス予想16.9億ドルを上回った。ロードファクター(機材の利用率)は1ポイント低下の87%となり、予想の87.9%を下回った。

売上高見通しが悲観的

デルタ航空の第3四半期の見通しも投資家を失望させた。同社は売上高が2%~4%増加すると予想しているが、FactSetのコンセンサス予想は156.6億ドル(前年同期比5.6%増)となっている。この慎重な見通しが株価下落の一因となっている。デルタ航空のエド・バスティアンCEOは「供給過剰により大幅な値引きが行われている。私たちも同様の影響を受けている」と述べた。

一方、同社は通期のEPSガイダンスを6~7ドル、フリーキャッシュフローを30億~40億ドルと維持した。最近の課題にもかかわらず、同社株は年初来16.5%上昇し、米国株式ETF「U.S. Global Jets ETF」の1.5%上昇を上回ったものの、S&P 500の18.1%上昇には及ばなかった。

業界全体への影響

デルタ航空の業績と見通しの悪さは、航空業界全体に波及効果を及ぼした。ユナイテッド航空、アメリカン航空、アラスカ航空、サウスウェスト航空などの株価は始値前取引で3.5%~3.8%下落した。この影響は米国の航空会社に留まらず、IAGやルフトハンザなどの欧州の長距離航空会社の株価も最大3.5%下落した。エールフランス-KLMも一時2.1%下落したが、その後値を戻した。

バーンスタイン証券のアレックス・アーヴィング アナリストは、7月のトラッカーデータによると、欧州航空会社の夏場の運賃動向が軟調で、燃料価格の悪化環境も厳しいと指摘した。一方、ウィズエア、ライアンエア、easyJetなどの格安航空会社はほとんど変わらず、ライアンエアとeasyJetはわずかに0.3%と0.5%の上昇さえ示した。