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デルタ航空、2Qの業績好調で年間EPSガイダンス維持 - 収益源の多様性が強み

By Harrison Wall

7/11, 09:40 EDT
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デルタ航空の強力な2四半期業績と前向きな通期業績見通し

主要人物

株式格付け: 買い
修正目標株価: 65.00ドル
株価 (2024年7月11日): 42.55ドル

要約ポイント

  • デルタ航空は第2四半期の業績が好調で、1株当たり利益2.36ドル、フリーキャッシュフロー13億ドルを計上し、通期1株当たり利益6-7ドルの見通しを維持しました。

  • シティは、ロイヤルティプログラム、プレミアムキャビン、貨物輸送などの収益源の多様性がデルタの強みと指摘し、前向きな見通しを示しています。

  • デルタの事業効率化と収益源の多様化への戦略的な取り組みにより、市場の変動性に対しても良好なポジションにあります。

好調な2四半期業績と前向きな通期業績見通し

デルタ航空(DAL)は2024年第2四半期の業績が堅調で、調整後1株当たり利益は2.36ドルとブルームバーグのコンセンサスとほぼ一致しました。1セントの僅かな未達はありましたが、二桁のEBITマージンと13億ドルの堅調なフリーキャッシュフロー(FCF)を示す好結果でした。さらに、デルタの経営陣は四半期配当を50%増配するなど、自信を示しています。シティのレポートによると、デルタの好業績と前向きな通期見通しを考えれば、株価の下落は買い場と捉えるべきだとしています。

修正目標株価と株式格付け

シティはデルタに対し前向きな見方を維持し、通期1株当たり利益6-7ドル、フリーキャッシュフロー30億-40億ドルの見通しを示しています。この投資判断は、デルタの収益源の多様性と強固な業績指標に支えられています。シティの第3四半期予想1株当たり利益1.99ドルは、ヤフーのコンセンサス2.06ドルを若干下回りますが、通期1株当たり利益6.55ドルはコンセンサスの6.58ドルとほぼ一致しています。レポートでは、「デルタの収益源の多様性は競争上の大きな優位性で、ロイヤルティプログラム、提携クレジットカード、プレミアムキャビン、航空貨物などが全収益の56%を占める」と指摘しています。

収益の多様性と事業効率

デルタの第2四半期業績は複数の要因によって牽引されました。同社は利用可能座席マイル(ASM)747億マイルを展開し、1利用可能座席マイル当たり総収入(TRASM)は20.64セントと、シティの予想21.1セントをわずかに下回りました。一方で、燃料費以外の1利用可能座席マイル当たりコスト(ex-fuel CASM)は13.14セントと、予想の13.35セントを下回りました。燃料費も1ガロン2.64ドルと予想を下回り、税引前利益率は13%と、シティの予想通りとなりました。第3四半期はASMが5-6%増、収益が2-4%増、EBITマージンが11-13%、1株当たり利益が1.70-2.00ドルの見通しです。

戦略的な取り組みと市場動向

デルタの収益源の多様化と事業効率化への戦略的な取り組みが、競争の激しい航空業界でも良好なポジションを築いています。ロイヤルティプログラム、提携クレジットカード、プレミアムキャビン、航空貨物などの収益源が全体の56%を占めることで、市場の変動リスクに対するバッファーとなっています。シティは第3四半期について、パリオリンピックの影響などから若干慎重な見方を示していますが、全体としてデルタの見通しは非常に良好だと評価しています。

株価評価と今後の見通し

シティのデルタ株の評価は堅調で、通期1株当たり利益6.55ドル、フリーキャッシュフロー30億-40億ドルを見込んでいます。主な評価指標は二桁のEBITマージンと健全な財務体質で、調整後有利子負債/EBITDARは2倍から3倍の水準を想定しています。リスク要因としては燃料価格の変動、旅行需要の変化、インフレーションや消費支出などのマクロ経済要因が挙げられますが、デルタの戦略的な取り組みと収益源の多様性によってこれらのリスクは軽減されており、同社の成長と財務の安定性が期待されています。

「デルタの株価下落は買い場と捉えるべきだ」とシティのアナリストは述べています。